さて宣言どおり感想日記でも書くかね。



 ・椿屋四重奏

 がっかりした。いや、上手いとは思うんだけど。って偉そうに俺が言うのもおこがましいのはわかってるんだけど。冷徹に評価すれば、すごいの一言。でもなんか求めていた物と違いすぎた。あの程度の表現力で100パーセントなら多分、例のコピーバンドの方がまだかっこいいぜクソが。メジャーデビューしたら (有名になったら) 変わってしまう、というか色々なオトナノジジョウで様々な点において思い通りにやれなくなる、という噂は本当なんだろうか。本当ならまだ仕方ない気もするけど、元々ああいうバンドなんだったらほんとにがっかりだ。CDの方がライブより良いなんて有り得ない。CDから放たれる殺気や威圧感や絶望がまるで無い。まあその代わりに、華というか、本人が言うところの 「艶」 はバリバリあったか。永田貴樹とか射精するほどかっこいい。(してません) でもやっぱ太鼓侍の方が男前だな、と思った。いやもうみんなかっこいいんだけど。かっこいいんだけど! うあー。最後にみんなで並んで手ぇ繋いで御辞儀とか。うあー。勘違いしてんじゃねーよクソ。

 客も客で、幻惑の時はぽかーんとしてたのにカップリングのサイレンスに異常な反応を見せていたのでたぶんみんなバカなんだと思う。お前らの感覚のほうが狂っているのだと信じたい。あ、あと客が 9:1で女:男 だった。モテモテですねークソ!

 ・デイズ10周年イベント

 レディオキャロラインが来るので、と書いた気がするが、どういう因果でか対バンを務める羽目になった友人のトライアルエラーというバンド (殺せるぐらいで羨ましい) もかなり好きで楽しみにしていた。バンマスはENVYとtoeが大好き。他にも色々俺が知らないバンドが大好き。はっきり言ってオタク。持ち時間が以上に少なく、(前座の扱いなんてそんなもん) 少々惜しかったがつまりそれだけの演奏だった。かっこいいなークソが。しかしこのバンド、理不尽極まりない事に、もうじきオトナノジジョウで解散してしまうらしい。クソが死に腐れ。

 ポルトガルジャパンという、どっちやねんな名前の熊本出身のロックバンドもこのイベントには参加。半年? くらい前に、大阪に移って今も活発にやっているらしい。ドラムのナルセさんは相変わらず涎が垂れるほどかっこいい。スネアの一撃一撃を、いちいち誇示するかのように頭の上まで振りかぶって打ち下ろすとかどんな体力なんだ。テンションのなせる業、なんだろうか。曲自体に関しては単純明快すぎのロックンロールで (多分初めて聞いた人でも先が読める) 物足りないくらいなのだけれど、(だからCDは買ったことが無い) ライブには楽譜やCDにはうつす事の出来ない魔法というか表現の余地というかなんていうか、まあ土俵が違う? 「それ」 を知り尽くした上でライブやってんだろうな、という感じのバンド。すごかったすごかった。

 ビーナスペーター (ビーナスピーター? どっちかわからん) 。トリの (レディオキャロライン) 一つ前というおいしいポジションにいたバンドなのにそれまで名前を聞いたことすら無かったのだけれど、度肝を抜かれた。なんだこれ。こんなかっこいいバンドが熊本にいたなんて…! てな感じ。あーでもMCで 「10年ぶりに再結成」 とか言っていたような気もする。ギター2本にピンボーカル、ベースドラムの5人。5人のどれを取っても泣けてくるほどの一流で誰一人として無駄も不足も無い完璧な音を完璧に奏dとにかくやばかった。

 レディオキャロラインレディオキャロライン! ウエノコウジ! ウエノコウジ! ミッシェルガンエレファント! ヘイ! ホー! レッツゴー!  涎が垂れる。

 魚眼レンズニートビーツとかは全然知らないのだけれど、ギターボーカルもドラムもなんかすごいオーラ出てた。というかギターボーカルは気色が悪いくらい上手すぎだし (なんであんな格好でかっこつけながらあんな完璧に弾いたりできるんだ) ドラムはドラムでドラムの癖にギターボーカルより歌上手いしなんか職人みたいな落ち着いた風情で剃刀みたいなドラム叩くし、もうダメだった。あれだ、重さとキレだけを追求して前面に押し出している感じ。柔らかさとか色気とか全然無い。早まってもう死んでもいいとか本気で思ってしまった。


 3日目はまたそのうち書きます。