日雇いのバイトを一つとロッ研の合宿で海に行ったら、ものすごく日焼けし悶絶していた。Tシャツの袖の中と外でくっきり色が変わり、「ポッキーみたいですよ」 という後輩の一人の評が見事に的を射ている。今は痛みも落ち着いて、赤から黒に変わってほんとにポッキーみたい。

 今年の3月に一緒にバンドを組んでいた先輩らが卒業し、それ以来は一つしかやっていなかったのだけれど、この前またバンドに誘われた。足首爆弾 を英語で表記した名前のバンドで、俺が大学に入る前からやっている、そろそろ10年選手になろうかという大先輩だ。初期の3ピースから一度ベースが代わり、同時にギタリストが一人加入、そして残念なことに数ヶ月前ベースとドラムが抜けた。現在初期メンバーはギターボーカル (ナガタさんという人) しか残っていないことになる。人にはそれぞれ事情があり、複数の人間が揃って一つのことを成し続けるというのは難しい。

 昨日その足首ボムのライブを見に行った。現在、というか昨日一度で終わりの構成だが、ドラムは打ち込みでベースはA氏。A氏は一回きりでクビになるらしい。まあ大して上手いとは思わないけど、俺の方が明らかに上だ! と言い切る自信も無いなあ… というかはっきり言って俺はベースが苦手だ。ギタリストのユウキさんという人がA氏のベースについてボロクソ言っていたけど、その後釜が俺で果たして大丈夫なんだろうか。どうしよう怒られる… それから、ドラムもある人を誘っているらしく、顔合わせが来週の日曜に行われることになった。

 緊張する。何しろアンクル爆弾といえば、少し前は熊本ではそこそこ有名でメンバーどれを取っても一流と言って差し支えないほどのバンドだったのだ。特にベース前任者を個人的にとてもとても崇拝しているので、俺なんかがやるのはおこがましくてあつかましくて図々しい事のような気がしてならない。もう冒涜だ、ほとんど。いややるんだけどね。というか実は、また鍛えられる良い機会が来たぐらいにこっそり思っている。